高齢者住宅リフォームと一般リフォームは基本的に違います。家屋や住宅設備の老朽化やより快適に暮らすため、間取りの変更や美観を求めて施工するのが、一般リフォームなら、高齢者住宅リフォームは加齢に伴う身体的機能の支援・安全確保、介護者の負担軽減を目的に行うリフォームです。そのため建築の専門的知識ばかりでなく医療、福祉、保健等の専門性が欠かせないのです。
 高齢者の生活で重要なことは、「寝たきりの状態にならない」ことです。住宅改造で「寝たきり」を防ぐポイントは、「自立できる」「安全である」「安心である」(介護者の体力・精神的負担をなくす)ことに注意した住宅環境改善にあります。
 高齢者介護施設でよく「家では歩けなかったにに、施設では歩くことができた」という話を聞きます。それは理学療法士・作業療法士による機能回復訓練や負担のかからない介護機器を使用し、生活に範囲を広げることによるものです。体力は、平均的に75歳頃から著しく弱まります。特に足腰が弱まり歩行に支障をきたすケースが多いようです。しかし、その支障の内容は生活条件により個々に異なります。
 住宅改造も本人や介護者の希望を聞きながら、専門家による適切な助言や指導による改造を行えば、負担のかからない安心な生活環境が整い、介護施設と同じように自立した生活を送ることが可能になります。また、一番大切なことは、高齢者本人が「自立する」といった前向きな意欲を持つことです。だれにも自立した安心できる生活を送る権利があります。私たちは、意欲のあるそれぞれの自立生活を「ユニバーサルライフ」と位置付け、住宅改造の提案を致します。
高齢者住宅リフォームの提唱
高齢者住宅リフォームのポイント
1. 手摺の取付
2. 床の段差の解消
3. 滑りの防止及び移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
4. 引戸等への扉の取替
5. 洋式便器への便器の取替
6. その他前各号の住宅改修に付帯して必要とする住宅改修
この制度を利用するためには
利用者が自己負担額(1割)のみ住宅改修施工業者に支払います。
改修費の(9割)は市町村から後日施工業者に支払われます。
受領委任払い制度を利用すると
各市町村では介護保険住宅改修費の受領委任払いを実施しています。
介護保険が適用される住宅改修の種類
当社の福祉住環境コーディネーターにご相談ください。
担当のケアマネージャー、地域医療の専門機関と連帯してご利用者従来の生活スタイルを大切にした住環境をコーディネートいたします。
お気軽にご相談ください
福祉住環境コーディネーター
吉 田 文 江
工 房
介護の種類
改修施工例